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『粋でいなせな伊達な杉』
まず始めに名前の由来として『いなせ』と言う部分ですが、これは魚の鯔と書きます。
鯔は背ビレがビッとしていて、別名「出世魚」とも呼ばれています。それを伊達な杉に例えまして、ビッとした材料でいいものを長く使うという意味で命名しました。
羽目板などは、昔から外壁に使われていますが、いいものはしっかりとその役目を長く果たしています。
次に『伊達な杉』ですが、樹齢が約70〜80年、直径が24cm以上の宮城県産材の杉の中で、根本部分の1番コロ2番コロと呼ばれる部分を使います。山から出る丸太はA材、B材、C材の3種があり、A材の一番いいところは製材用で山大が使用。B材は合板用。C材はチップ用となります。根本を使うということは、樹齢が本当に50〜70年の部分になります。長持ちしますし、太さがあるために赤太も多くできています。その丸太の中心の赤太部分から、柱・土台を1本だけ取ります。中には、直径60cm以上で手が廻らないものもあります。赤太というのは芯を中心に広がる部分で、その赤太を覆うようにあるのが白太部分です。
赤太は白太に比べ、腐りにくく、虫がつきにくいと言われています。それを一本取りすることで、当社では柱や土台等に使用します。いいものを使えば、白川郷の合掌づくりの様に、200年も300年も長持ちする家をつくることができます。逆に、一般的に使用されている部分は3、4、5番コロと、直径が約15cm程度のものを柱や土台に使用します。直径が小さいということは、赤太が小さくなっているので、一本取りをすると必然的に白太部分も含まれますので、赤太柱、赤太土台に比べると虫がつきやすくなります。当社では1番コロ、2番コロの部分を当社のキャンターと呼ばれる最新の製材マシンで、12枚の刃を持つ製材機が一つ一つの原木の大きさをセンサーとコンピューターにより計測し、正確、かつスピーディーに、最も効率よく一本取り生産されることで単価もおさえる事ができます。
そして赤太部分を一本取りし、一番クセのある芯を取ることで、芯が去っていて目が詰まっているのでさらに反りや狂いが生じにくく、耐久性もあります。その部分を芯去り羽柄材として、間柱や、胴縁等に使用します。芯去り羽柄材は、市場でも最高の評価を頂いております。
製材した部材は、当社のネオドライと呼ばれる最新の人工乾燥機によって乾燥します。当初は杉の乾燥はすごく難しいと言われていまして、従来の人工乾燥機では含水率と言われる、木の中に含まれる水分が表面から2、3cmのところで25%、芯の部分で50%以上とされていましたが、当社では、表面の部分を20%以下、芯の部分を25%程度まで下げることができます。杉の木が一番狂いや割れが発生しやすいと言われている含水率は25%〜35%となりますので、当社の乾燥は、割れにくくて反りにくく、さらに狂いが生じにくいと言えます。
加えて当社では木を無駄にしないために、製材する前に剥いだ皮は乾燥機のボイラーの燃料になり、部材を取りまして残った部分をチップにし製紙工場さんへ、おが屑は農家さんへ提供することで、木を無駄なく100%有効活用します。よって環境にも貢献することができます。
また、輸送・環境面でも1m3あたりのガソリンの消費が県内産で6L、ソ連では6倍の36L、アメリカで10倍の60L、ヨーロッパでは20倍の120Lも消費します。よって、ガソリンの消費量が変わるということは、ウッド・マイレージと呼ばれている輸送する際のCO2の排出を抑えることができます。50年の杉の木が23本で、人間一人あたりの一年間の二酸化炭素を吸収すると言われています。当社では今までに300万本の植林をしていますので、約石巻の人口分の二酸化炭素を吸収しているといった面でも環境に貢献しているといえます。
さらに宮城県産材を使うことは、地産・地消を実現し山に木材費が還元されると、山の維持・管理ができ、計画伐採が可能となり、一次産業の活性化と環境面でも大きく貢献しています。地元で流通ができ、地元の業者で家を建てる事が、宮城の経済の活性化にも貢献しています。
やはり、住宅を建てる時、その土地で育った木を使うのが一番いいと言われています。地元の材料は、その風土と四季を知っているので、宮城で建てる家は宮城で育った木を使うのが一番いいでしょう。













