トータルプレカットシステム

住宅品質確保促進法の施工に伴い、住宅性能や住宅品質が厳しく問われる時代になりました。
しかも工期短縮や低コストへのニーズも高まっています。開発生産部では、そんな時代のニーズに対応したトータルプレカットシステムを実現いたしました。

一貫したプレカットシステムが高精度を生む

住宅品質確保促進法の施行に伴い、10年間の瑕疵保障の義務付けや、性能表示(任意)に対応することが必要となってきました。 木造住宅において骨組みの瑕疵を防止するには、構造プレカットが不可欠です。山大のプレカットシステムは、 部材供給および構造材から野地合板まで一貫して加工いたします。そのため、安心してご利用いただける、 高精度の木材製品をご提供いたします。

地球環境への想いを木に託して

現代社会において環境問題への関心はとても高く、環境に配慮する企業が尊重される時代になっています。 山大プレカットシステムにより、現場を汚さず、端材やゴミの発生を抑えることが可能で、バイオマス資源事業として工場生産によるリユース (木材の再利用)など、環境にやさしい取り組みも行っています。

CAD・CAM管理センター

  • 在来軸組工法構造プレカット工場
  • 金物工法構造プレカット工場
  • 特殊加工・大型木造構造プレカット工場
    • ・バイオマス資源事業・殖林事業
  • 羽柄材プレカット工場
  • サイディングプレカット工場
  • 床・野地・壁合板プレカット工場
  • 乾燥工場
  • YP木材工場

在来軸組工法構造プレカット工場

日本の伝統である木材建築の技を、コンピューターと機械加工技術で伝承するプレカットシステムは、あらかじめ設計図書をもとに建物の各部材データをCAD入力することで、 墨付けから加工までを全自動で行うシステムです。 プレカットによる均一で高精度な部材により、住宅の品質を向上させ工期短縮等トータルなコストダウンが可能となります。
山大プレカット工場は、日本木材技術センターのAQ認証『優良木質建材等認証』を受けており品質は折り紙つきです。

金物工法構造プレカット工場

最近の建築基準法改正による柱脚・柱頭金物の仕様規定化が、木造軸組工法の現場の効率と コストに大きな負担を与える結果を招いたと思われます。それに対し金物工法は、アゴ掛金物とホールダウン金物に替わる柱脚、柱頭金物により仕口強度がUPした他に金物が工場取付けされ、現場での作業効率が非常に良い事や、社会的に住宅の品質と耐震性への関心が高まっている事から、急激にシェアを広げています。 そんな強くてねばりがあり高い施工精度を実現出来る金物工法に、当社ではいち早く対応しております。また、ムク材を使用できる金物工法にも対応しており、2020年までに木材自給率50%達成を目標としている政策を目すえた取り組みもしています。

特殊加工・大型木造構造プレカット工場

従来特殊加工(登り梁や斜め梁)は、プレカット工場では手加工でしか対応できませんでした。
しかし、当社ではドイツ製プレカットマシン『フンデガーK2-i』の導入により、 機械加工による高精度の特殊加工部材を供給することで、工場生産性の向上を実現しました。 こうしたプレカット技術の進歩により、大型木造建築物の低コスト化が可能となっています。公共建築物等木材利用促進法が平成22年10月に施行され、これまで鉄骨造やRC造がほとんどであった公共建築物の木造化が進むと考えられます。そのような大型の物件にも、大断面から特殊加工の得意な『フンデガーK2-i』が活躍すると考えられます。

羽柄材プレカット工場

これまでの木造住宅を造る現場において、羽柄材は現場で加工されてきました。 それを構造材と同様にCAD入力によりデータ化することで、必要な長さと数量を工場でプレカットできるようになりました。 そのため、現場での省力化と大幅な工期短縮が可能になりました。垂木材についてはツーバイ材も対応でき、 破風板材の加工も可能です。

床・野地・壁合板プレカット工場

最近の木造住宅では、ネタレス合板を採用し、建物の水平剛性を確保、また、耐力壁に面材を採用し、耐震、耐風を意識した建物が多くなっています。 そのため野地合板を含め、住宅に合板の使用が増えています。床・野地合板のプレカット化により、 現場を汚さずゴミや騒音を極限まで抑えた、環境にやさしくクリーンな現場が可能です。

YP木材工場

山大の防腐・防蟻木材(YP木材)は、薬剤を加圧注入処理することで、木材の内部まで薬剤を浸透させています。 湿気による腐朽、シロアリなどの害虫の被害をほぼ完全に予防することができます。 また、薬剤には人体に有害な有機化合物を含みませんので、シックハウス症候群を引き起こすおそれがありません。 当社では、JAS認定工場(JFW-B・12・4)として、厳しい品質管理のもとで生産を行っています。

乾燥工場

天然木材は水分が多く含まれているため、時間の経過とともに乾燥が進んで、 収縮や割れ・反りなどの変形が生じます。山大では、あらかじめ人工乾燥させることで含水率を20%以下にした、 変形の少ない均質な木材を使用しています。

バイオマス資源事業

山大では、プレカット工場で発生する木材の端材をチップとして紙の原料としたり、 おがくずを固形燃料の原料にする他、家畜への利用とリユースを行い、地球にやさしい取り組みを行っています。 さらに、資源の有効活用として、プレカット工場から出る端材やおがくずを乾燥ボイラーの燃焼原料に使用しています。

サイディングプレカット工場

当社では、サイディングプレカットを平成23年に導入致しました。現場の測量からCAD入力までをシステム化し、工場で加工するので現場の騒音や廃材が最小限となり環境にもよく、近年の職人不足による問題解決となります。

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